16日の代休に久々に映画らしい映画を見た・・・"HOTEL RWANDA"(* 日本語サイトはこちら)。名前だけはどこかで聞いたなぁと思っていたら、一緒に行った方から、"日本での公開は、配給会社がなかなかつかないという話題を読んだ作品であるって、読売新聞の編集手帳に出ていたよ"と。自分の記憶もアテにならん時はならんということで。
正直、ストレートにレヴューを(いつものエントリーの通りに)勢い任せで書ける様な代物でもないというのが正直な感想。感覚として、"Age 25..."でも書いた"ヒトラー～最期の12日間"を見た直後に感じたあの何とも表現し難い重さ以上の重いものがあった。現在から過去に遡るような分析を、"フツ対ツチの対立構造は、第一次世界大戦から派生してきたもので～"といくらでも書くことはできるけれども、ただそれでレヴューの大半にするのは余りにも不躾な気がした・・・。で、いずれにしても安っぽくなるというかなめくさったレヴューにしかならないだろうけど、つらつらと・・・。
下手に昔、(その年齢の割には)大きな組織にいたことがあるから、そういう状況を目の当たりにしたこともあるし、(介入する立場/介入される立場での)当事者になったことがあるから余計に感じるものは多々にあったり。特にこの映画で思うのは、"介入する"立場における行動・言動・態度の難しさを改めて痛感。(映画という特性上、何らかの手が加わっているだろうから)10年前のルワンダでのPKFのポリシー、UNが間違っているとバッサリやるのは何か違う気はするから決してしないけれども。
あと、世間に出回っているこの映画のレビューで、感動を家族愛ってところに終始するにはこの作品のスケールの大きさ、偉大さを過小評価している気がするのは・・・僕だけ??
ご無沙汰。 この映画見たいけどこっちではやってないだろうからなあ。 DVDがでたら買いたい。 いい映画ってなかなか営業ベースに乗らなかったりするのが残念だね。
Posted by: griffin | Sunday, 19 February 2006 at 23:20
> griffinさん
ご無沙汰しております。一応、Amazonでも探してみたのですが、どうも欧米でDVD(例の日本とは違う規格だと思われますが・・・韓国はどんなもんなんでしょうか??)にはなっているようですが･･･。あとメッセージ性が他のドキュメンタリーと異質なものがありますのでお国柄次第かななんて逃げるような結論になりがちです。。。
Posted by: buchi-tk | Sunday, 19 February 2006 at 23:53
レビュー、おつかれさまです。
これを書くのもきっとすごく大変だったよね？
この映画を観ると、感じることがたくさんあるのに、それをうまく表現できないっていうか、思ったままを簡単に口にしてはいけない気がして…。
だから、どんな表現をするのかなって気になってブログ読ませてもらっちゃいました。
確かにこの映画が家族愛に終始するなんて過小評価だね…。
最近よく使われるキーワード“泣ける”とは違うけど、これは“感じる”作品。
まだ観てない方はぜひどうぞ。
Posted by: natsu | Monday, 20 February 2006 at 23:00
> natsu
Welcome & tks for ur visit...
もともとグータラなのと、土曜に想定外のイベントがあったから大幅にUL遅れたけどね、たはは。
このエントリーでの僕の表現に対して今でも不満があるけれど、あなたの書いた"感じる"作品って表現に救われた気がする。tks!!
Posted by: buchi-tk | Tuesday, 21 February 2006 at 01:19