本多孝好というライターそのものの存在を知らなかったけれども、約半年前に別れた彼女から、付き合っていた時に薦められたので読んでいる。薦められたのが"Alone together"や"Missing"で、食わず嫌いで恋愛ネタの小説や映画を徹底的に避けていたけれどもこのライターがきっかけで読むOR見るようになった。簡単な印象を言うなら、「恋愛(OR純愛)の描写+ミステリー要素がこめられている。」
たまたま書店の新刊スペースで懐かしい名前を見たので3分程度でイントロを立ち読みして即座に買うことにした。今回も純愛?恋愛?をベースに「偶然というか運命のいたずら」を描写されていました。それが2冊組の"side-B"に進むとますます「偶然というか運命のいたずら」のエッセンスが利いて来ました。特に以下の件。
「何者でもない時間っていうのは、ときには必要よ。何者でもない時間から浮かび上がってくる姿もあるから。・・・」
ストーリーの展開上、詳細へ触れるのはネタバレで割愛ですが、"Side-B"の終末部で物凄く背筋が凍る思いをしました・・・。
Recent Comments