先月末のエントリーで書いた会社でのイベントのフィードバックがそろそろ返って来たり、このブログ自体も終わりに近づいているのでそろそろ真面目に書いてみたり・・・。
[僕の眼から見たイベント概要]
* 各社員のCompetencyの現時点の強さ、育成すべき点を発見する。
* 各社員のデザインするキャリアパスと照合し、育成すべき点、新たに持つべき点を合意し、通常業務を通じての涵養を図る。
["これはキメた!!"と思える点]
* 議論の方向修正: よくありがちな内容だったけれども、ディスカッションのテーマが簡単・・・(実際のシチュエーションとしては本当の意味での解決、むしろ決着は難しいけれども机上だから)というか単純だった。まぁバックグラウンドが必ずしも一致している場合でないからいかに同じ方向を向いてアイデアを出して、議論をするかが求められているシチュエーションかと。ずれてずれてしょうがない時には"パフォーマンス"付きのスタンドプレーに走ると。基本的に自分自身へ議論の参加者とオブザーバーの目が集まるからもうここからは自身の中での決着点を明らかにした上でいかに誘導するか・・・。まぁテーマが楽勝だったからOKと。
* On timeで終わらせること: 上記のディスカッションともかぶるけれども、ケーススタディの一環で、戦略面をオブザーバーを部下並びに同僚と仮定してプレゼンテーションを行うというもの。事前の資料読み込みを全くしていないのが功を奏したかも(と期待したい)。「会社の一事業部の戦略を10分で発表せい!!」ってのはテーマとして大きすぎるから、どちらかというと逃げの一手を打った。"事業のVision"と"Visionに近づけるための施策を3つ"の2つに内容を最大限絞ってみる。事前課題の資料に色々と問題をツラツラ書かれていたけれども、別に"労組ができそう"、"JVのために手順の変更は問題があると思う"等の各論なんぞ氷山の一角であり、もともと"事業をどうするかの方が大事なんよ~"、"もっと大所高所から物事を見ようよ~"という趣旨のナメた発表で逃げる。色々問題へ対応して発表時間を失くすよりかはトップダウンで構成したほうがよりマシかと。
[明らかに無理というかコケた点]
* コーチング: 事前資料の一部で、コーチングに纏わる本を読んで来いって言われたけれどもプロローグと最終章を読んで、終了。テーマは"言うことを聞かない中間管理職の部下をいかに腹心のヒラスタッフと上手く向き合わせるか"。はい、一番苦手なテーマ。もともと他人と何か共同作業で進めて完成させる・・・ってのは苦手なほうで。ていうか現実問題としてヒラ4年目で下っ端4年目だからそういうシチュエーションで本気で悩むってのを味わったことがない。もしそれなりのパワーがあるのなら、"会社の方向性という錦の旗を掲げること"と、"鞭をチラリズム的に見せること"の2つでどうにかなるんでない??と本気で考えていたタイプだから、"相手に話させて気づかせる"というプロセスに対して価値を置けないんす。特にこちらも10分で英語でなんて・・・って言われると。一応、頭の中では、それがベストであることは重々承知なんすけど。
[他/雑記]
* こういうイベントの評価と日常業務上の評価ってリンクするのかなぁ??という疑問を持ちながらここ1ヶ月をすごしたけれども、きっと僕のような典型的一発屋の場合、会社から見たら厄介なんだろうなぁと。リンクしないから。
* このイベントのイントロで、理想のリーダー像に関する議論をしたけれども明確な自分なりの答えを持っている人のコメントを聞くのはおもしろい。"あなたにとってリーダーシップとは??"的な質問に対する回答が、決してすべてとは言わないけれどもその人の価値観を映す気がする。
* 最近、大宰相シリーズを再読したけれども、読みながら昔AIESECの一つ上の先輩が引退間際に残した一言が妙にトラックバックしてきた。曰く、"孤独を飼いならせ"と。他人を巻き込んで成果を出していく上で、惹き付けるというかデザインした方向へ導くためには愚直なまでに必要なのだろうと改めて痛感。
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